集いの場所へ:古民家リノベーションプロジェクト in 柏市藤心
- 2025/01/29
柏市藤心に佇む築70年の古民家に、新しい息吹が吹き込まれようとしています。先週より改修工事がスタートしました。
築70年という長い歴史を持つこの建物は、オーナーさまのおばあさまが大切に守ってきたお住まいです。和の趣きを大切に残しながら、地域の皆さまが気軽に立ち寄り、新しい思い出を作れる場所『古民家やご』へと生まれ変わります。コミュニティスペースとして開放的で居心地の良い空間を目指し、現在工事を進めています。
長年の風雨にさらされ劣化が進んでいた、外壁や玄関まわりから工事を進めています。
傷んだ板張りの外壁を丁寧に取り外し、新しい部材と交換する作業を行っています。
こちらは板壁は、横張の板を縦桟で留めつけていく「下見板張り」という張り方で作られています。民家の場合は土壁の上に漆喰を塗るか、板で覆うか、もしくは板を落とし込みで壁をつくることが多いのですが、雨がかかりにくい上部は漆喰、下部は板張りという取り合わせが良く見られます。板張り部分は傷みやすいので、簡単に交換できるような細工がしてあることもあります。
玄関引戸の敷居も傷んでいましたので、丈夫な桧に入れ替えていきます。
皆さまの憩いの場所として愛される『古民家やご』に、どうぞご期待ください。
工事の進捗状況は、このブログで定期的にご紹介してまいります。