バリアフリープロジェクトの進捗報告:細部へのこだわり
- 2024/09/07
先日ご紹介したバリアフリー住宅プロジェクトの続報です。
内装工事が進む中、細部へのこだわりが形になってきました。今回は、これまで触れていなかった点に焦点を当ててご紹介します。
柏の注文住宅:バリアフリー設計の詳細
効率的な間取り設計
今回のプランでは、介護の効率性も考慮して、介護者と要介護者の個室が隣り合う形にしています。プライバシーも必要ですので各部屋は完全な個室になっていますが、間仕切りの壁には引戸を設け、夜間や緊急時にもすぐに対応できるようになっています。
奥の壁に見える開口部が2つの部屋を行き来する出入口となります。
こちらは収納のように見えますが、実は造り付けの寝台です。お施主さんの希望で設置したものですが、こちらも空間の有効活用に一役買っていますね。
開口部の工夫・サポートハンドル
リビングの掃き出し窓から外に出ることは無いと伺ったので、床から20㎝ほど上げた位置から取り付けています。
空間が全部開口部になる掃き出し窓は解放感がありますが、こちらは逆に壁を少し残すことで、外部に対する心理的な安心感が生まれます。
また、今回は YKK のサッシを使っていますが、大きな窓の開閉の補助としてサポートハンドルを採用しました。ハンドル部分がヒンジの様に動いて押し出すようになっていて、通常の1/3の力で開閉できます。
小さな部品ですが、実際に使ってみると、かなり効果的です。
気密性の高まった最近のサッシの場合、窓を開ける初動には結構力が要りようになります。高齢の方はもちろん、力の弱い方や車椅子使用の場合にもおすすめのオプションです。
おわりに
バリアフリー設計は、機能性だけでなく、住む人の生活の質を高めることも重要です。最新技術も取り入れて、より快適で心地よい空間づくりを目指しています。
次回の記事では、さらにバリアフリーの設備や内装材について詳しくお伝えする予定です。引き続きよろしくお願いします。
当社の注文住宅プロジェクトにご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。お客様一人ひとりのニーズに合わせた理想の住まいづくりをサポートいたします。