ゆったりと古民家リノベ ・ガルバリウム鋼板の外壁【柏市布施 バーンハウス】
- 2024/06/11
柏市布施で施工中の現場では、7月初旬の竣工に向けて大工工事、外壁工事がすすんでいます。
古民家は今日も生まれ変わる – 外壁工事レポート
先週よりいよいよ外壁の張り替え工事が始まりました。職人さんたちが懸命に作業を進めてくれているおかげで、外観がどんどん生まれ変わっています。
一階の外壁はトタン板の部分、板張りの部分がありましたが、一部ははがして下地に耐候性と断熱性に優れたEXボードというセメント板を張っています。
EXボードは薄くて扱いやすいため施工性の良い材料で、構造用合板と同等の耐震性能を持っています。防火性にも優れているため、古民家の防災性能を大幅に高めてくれます。
加えて通気性があり水分の透過性に優れているため、結露対策もできます。これは気密の取りにくい古民家のリノベーション工事においては、大きなアドバンテージです。
外壁の張替え時に窓周り、下屋の取り付け部などは板金でしっかりとカバーされています。
板金工事も、要所は手づくりの加工となります。特に古民家では下地が曲がっていたり、複雑な形状だったりと手間のかかる仕事が多いのですが、雨が入らないように考えながら丁寧に正確な仕事をしてくださる職人さんに感謝です。
道路側から見る外観もガラリと雰囲気が変わりました。
さてさて、ガルバリウム鋼板の小波板ですが、今回は定番の地味なグレー系、黒系ではなく、お施主さんと話し合ってミントグリーンというフレッシュな色合いを採用しています。
ほのかな青みを帯びた淡いグリーンは、実際に張ってみるとサンプルで見るよりも落ち着きのあるソフトな印象で、古民家の趣きをモダンに昇華してくれそうです。
改修の道のりは正直きついですが、立派な姿に生まれ変わる日を期待しながら、内部、外部ともに工事を進めています。最後まで気を抜かず、頑張りたいと思います。
次回は内装工事の模様をお伝えしますので、お楽しみに!