埼玉県久喜市 木造の教会のリノベーション~収納家具を設計しています
- 2022/04/28
4月も終わりに近づいて、もうすぐGWです。
今月は娘の小学校入学がありまして、学校へもっていく道具をそろえたり大量のプリントを読んだりと、対応にバタバタしておりました。
娘は毎日違う刺激を受けて一機に世界が広がった様子です。
その分自己主張も強くなってきていて手を焼くこともありますので、心穏やかに一日が終われるように余裕を持つ・・というのが最近の私の課題となっています。
これが、なかなか難しいです!
さて、もうすぐ着工予定の【栗橋キリスト教会】のご報告です。こちらでは、造り付けの収納家具をいくつか設計しました。
キリスト教会というと祈りの空間、というイメージが強いですが、実際に活動する教会員の皆様にとっては「機能的であること」は大前提となります。
教会の活動は礼拝だけでなく、教会学校や勉強会、広報、奉仕活動、クリスマスなどのイベントや葬儀・結婚式など多岐にわたります。それに伴う財務などもありますので、建物内にはそれらの作業に関する備品や書類も結構な量になります。
こちらの既存の収納は押入タイプで、雑貨メインの収納物に対し奥行き90cmの収納は深くて使いにくいものでした。
それにプラスして内部の合板もカビが出ていたので全部撤去してリニューアルする予定です。
奥行きがある収納は何でも入るようですが、奥の方が取り出しにくいために無駄になっているケースが多くみられます。
スペースを有効活用するために、こちらは可動棚を使ったオープン収納にして、見やすく、使いやすく。
そしてスペースも広げて見た目も軽やかにしていく予定です。
また、教会の入口にある週報棚(しゅうほうたな)。
週報とはキリスト教会で配布される、その日の礼拝順序、行事予定、連絡事項等が印刷されたプリントです。
こちらは伝統的な形の週報棚ですが、高い所が使いづらい、また、棚のサイズが小さく中が誰からも見られてしまうといった問題が。
そこで、個人情報保護の観点から、また美観の観点からも玄関から移動させることにしました。
リニューアルした週報棚は、間取りを一部変更して作った準備室に造作する予定です。
全体のスペースを有効に使うために、掃除用具入れも収納物を採寸して設計します。
このように、皆様の目的に合った合理的な使い方ができるよう内部を整えています。
お仕事で教会に携わるのは初めてですが、オフィスや住宅と同様にスペースの有効活用や無駄のない動線が求められるという点で、お役に立てればと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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