ワークスペースを活用して「片付く家」に
- 2021/10/13
10月になって緊急事態宣言が解除されました。
少しずつ日常が戻ってきた感じもありますが、建築業界にとっては【ウッドショック】による建材不足、資材高騰はまだまだ深刻です。今後木材や半導体など、今不足しているものが充足してくるまでは5年以上かかるとの予測も・・
また、住宅の設備(トイレ、エアコンなど)や建材などは、過去の事例から一度上がった製品の価格が下がることはない、とも言われています。
価格の上昇幅が緩やかになることはあっても、残念ながらコロナ前の水準に下がることはあまり期待できません。
今まで以上に無駄な部分は無くしつつ、メリハリのある楽しい設計を心がけていきたいと思います。
ワークスペースを家事に活かそう
前回の記事で【リビング学習】のスペースについてご紹介しました。
リビング学習の勉強面、間取り面についてのメリットもご紹介しています。
実は、リビング学習ができるような【ワークスペース】は、家事スペースとしても優秀です。おまけに、取り入れると家の中の片づけが楽ちんになるという嬉しいメリットもあります。
ここではワークスペースを使って「片付く家」をつくるポイントをご紹介します。
ワークスペースが機能すると、時短でスッキリとした暮らしができるようになりますので、「家の中がなかなか片付かない」「片付ける時間がない、日々の家事や仕事・育児でつかれて気力がない」などお困りごとがある方はご参考にしてみてください!
ワークスペースを使って「片付く家」に
ワークスペースを作るときのポイントを3つご紹介します。
ポイント1.【ワークスペース】を使って家事を楽・時短に
日々の家事の一つ一つはちょっとしたことでも、積み重なると結構な時間に。私の場合も、面倒なことが先送りになって、結局は週末や次週に持ち越すなんてことも。
そんな人のために、ちょっとした仕事がワークスペース一か所でできるように、家事で使うアイテムを集約するのがポイントの1つ目です。
家庭によっても違うと思いますが、家の中の仕事で良く使うアイテムは
・アイロンやアイロン台
・裁縫箱、ミシン
・パソコン関係、プリント、ペンやハサミの文具類
などがあります。
やる作業自体は変わりませんが、いままで別々の場所で作業していたもの、収納していたものが一か所にまとまっただけで家事の効率が良くなります。
ポイント2. 散らかったままでもOK
日々の家事がはかどらないのは、料理をしながらだったり、子供の面倒を見ながらやるから、というのも大きな理由かと思います。そういった「ながら仕事」は家事の宿命ですが、1つの仕事がなかなか完結しないためにリビングが散らかる原因にもなってしまいます。
そこでワークスペースを活用して、やりかけの散らかった状態でもOKな場所をつくっておくのがポイントの2つ目です。
ながら仕事をワークスペースに集約すればリビングその他の部分を散らかさずに済むので、部屋が以前よりも片付くようになります。
やりっぱなしでもいいと思えば片付けのストレスも溜まりません!
ポイント3. ワークスペースはキッチンから近い距離に置く
便利なワークスペースは家事がしやすい場所に設けるのが大前提。ワークスペースはキッチンから近い距離に置くというのがポイントの3つ目です。
新築の場合は、キッチンと洗面所の動線上のスペースが候補になる場合が多いです。
そして、散らかったままでもOKにするためには、ダイニングテーブルから見えにくい位置にするのがお勧めです。
リビングにワークスペースを設ける場合でも、ダイニングからは死角になっていたり、階段下を活用して見えにくい位置にレイアウトするのがベストです。