【子供部屋のインテリア】一つの部屋を建具で仕切る
- 2021/09/10
子供部屋のレイアウトの例として、1つの部屋を建具で仕切るというアイデアがあります。
こちらは以前設計した、2階にあるロフト付きの子供部屋です。南北に長い10畳ほどの部屋の中央に引戸を設けて、2部屋になるようにしています。
年の近い男の子の2人兄弟だったこともあり、入口は1か所で〔個室〕といったしつらえにはなっていません。竣工当時は小学校低学年でしたが、成長してプライバシーが必要になってくるとも考えられますので、その時にはパーテーションなどで仕切るように考えています。
建具や家具で仕切る子供部屋のメリット・デメリット
家具や建具で仕切るタイプの子供部屋のメリット、デメリットをそれぞれ見ていきたいと思います。
まずメリットは、
・部屋が複数必要ないので、建築のコストが下がる
・部屋の面積が小さくて済むので、建築のコストが下がる
・親の目が行き届きやすい
・オープンなので自室にこもる生活が成り立ちにくい
・部屋の自由度が高く、子供が独立したあとの転用が容易
など、
逆にデメリットは
・静かな環境や集中する環境がつくりにくい
・プライバシーが保てない
などが挙げられます。
一見デメリットの方が少ないようですが、プライバシーに関しては個々の感じ方が異なるので慎重に考える必要がありますね。
間取りとしては、南北に長い部屋の場合は南と北で環境(暖かさ、寒さ)の差が出すぎないように、窓に位置などに気を遣います。
この写真の間取りの場合は、東にも大きめの腰窓がありどちらの部屋も明るくなるようにしています。
また、南側の部屋でも暑くなりすぎないように、庇の出や位置なども検討しています。
そして、ロフト部分は仕切りを入れず、空気が循環するようにしています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
こうして作った子供部屋ですが、実はこちらの家の場合はリビングにもワークスペースがあり、お子さんが小さいうちは【リビング学習】をするように計画をしています。
【リビング学習】については次回の記事にまとめています。
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