緑と暮らす【柏市 土間のある家】
どの部屋からも緑が眺められる、四季を感じる住まい
緑豊かな高台の住宅地に建つ新築の木造住宅です。リビングから庭をより身近に感じられるように幅4尺ほどの土間【えんがわ】を取り込んでいます。
気候の良い時期には建具を開け放して清々しい空気をめいっぱい味わったり、寒い季節には暖かい室内から冬景色を楽しんだり。そんなふうに何気ない日常を楽しむことができたら、と思っています。
漆喰で包まれたLDKには、防音の板張りのスタジオ(ピアノ室兼ホームオフィス)や、高さを抑えた落ち着いた和室がつながり、それぞれの窓からも違う景色を見ることが出来ます。
和室は壁床(壁の上部に板を張り、掛け軸など掛けられるようにした床の間の一種)を設け、和モダンな雰囲気で仕上げました。小さなお子様がいるご家庭なので、何かと重宝に使ってくださっていらっしゃいます。
その他、階段下に設けた弱電設備の中継基地、2階のインナーテラス、ファミリークローゼットのあるランドリースペースなど、共働きのご夫婦が忙しい日々を快適にすごせるようなこだわり満載の仕様となっています。
自然素材に包まれた心地よい空間でのびのびと友人達と過ごしたり、時には防音のスタジオでゆっくりと音楽鑑賞したり。
皆で集まって、時にはお一人での家時間を愉しむというコンセプトが実現できたのではないかと思います。家全体が引き締まった雰囲気の、上質な木の家となりました。
施工場所:千葉県柏市
延床面積:約39坪
施工:(有)タケワキ住宅建設
撮影:小野寺宗貴