柏市の数寄屋改修 築50年の木造住宅・居間、寝室をリニューアル
柏市の数奇屋改修が終了いたしました。
オーナー様から二階の床が下がっているような気がする、とのご相談を受けたのが2018年8月。
ご自宅に伺って見せていただいたところ、
木造の主要な構造部分である梁のバランスが悪い、または強度不足が予想されました。
そこで、2回ほどかけて、工務店の協力のもと、部屋の傾きや天井裏を本格的に調査しました。
結果かなりの傾きが計測されたのですが、お施主様とも話し合い、
なるべく内装に影響がない箇所で補強することがお望みでしたので
下から梁を追加するような工事を行いました。
それでも傾きが残ったので、二階寝室のフローリングの下地を水平に直す工事、
また、下階への音や足ざわりも気になっていたとのことなのでフローリングを畳に変更する提案をいたしました。
あわせて居間・寝室の快適性を向上するために、
古くなっていたクロスを和紙貼りにしたり、窓に内窓を入れたりなどのリフォームも行なっています。
窓の改修には市のエコハウス助成金をもらっています。
施主さんより:
寝室に畳を入れる発想はなかったが、着物を着るときなどに便利だし、足ざわりも良いので落ち着けるようになった。
窓は騒音、寒さ、隙間からの土ホコリに悩まされていたが、思い切って改修して気密性も良くなったと思う。
助成金のことは知らなかったが、少しでもいただけると助かる。
とのコメントをいただきました。